犬の乳歯晩期残存について
Deciduous Late Remaining
わんちゃんにも人と同じように乳歯と永久歯があります。乳歯は生後おおよそ4~7か月の間に、順次永久歯に生え替わります。しかし、近年では乳歯が残ったまま永久歯が生えてくるケースが増えており、小型犬の増加がその一因と考えられています。
乳歯の脱落が遅れると、永久歯が正しい位置に生えず、かみ合わせが悪くなる可能性があります。また、長期間乳歯が残っていると、歯周病の原因にもなります。
かみ合わせへの影響が予想される場合は、乳歯が自然に抜ける時期にあわせて抜歯することで、多くの場合は正常なかみ合わせを維持できます。しかし、そのタイミングを逃してしまうと、矯正治療や歯の切削が必要になることもあります。
特に小型犬の場合は、この時期にしっかりと歯の状態をチェックしてもらいましょう。