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書籍紹介：小動物の口腔内疾患－その診断と治療－

2021年8月2日

動物歯科治療はまだまだ発展途上にあります。

また、きっちりとした学問体系ができていない為データも少ない分野です。

そんな中、素晴らしい先生方が獣医歯科に関して惜しみなく情報を書籍にしてくれています。

また、当院では人の歯科治療を参考にすることも最近は特に多くなりました。

このカテゴリーではそんな当院が参考にしている書籍をすこしずつ紹介していきたいと思います。

記念すべき一冊目は私がひそかに尊敬している獣医師の先生である網本先生の書籍です。

網本先生は山口県で私が生まれる前にご開業され、日本小動物歯科研究会の会長を務められるなど日本の小動物歯科をけん引されてこられた先生です。

その先生が動物歯科の様々な分野について、根拠となるデータや多くの写真、イラストとともに一冊の本にまとめられています。

私が今よりさらに未熟であった頃に購入しましたが、恥ずかしながらその当時はまだ歯科に関する知識、経験が少なくこの本の本当の良さに気づけませんでした。

ただ、その後様々な書籍を読んだり、歯科治療の経験を積んだうえで改めてこの書籍を見直すとほしい情報が引用も含め記載されています。

もちろん、10年以上前の書籍ですので古くなっている情報もありますが、日本の小動物獣医歯科治療に関してお一人で書かれた書籍としては一番に紹介させていただきます。